コロナ死者数から考える

コロナでの外出自粛がいつ終わるのか?を考えるには、毎日発表される感染者や死者数を見るのがいいです。

 

感染者数は速報性はありますが、検査件数に依存するという弱点があります。

特に日本では検査件数を意図的に減らす政策(賛否あるが私は賛成)を取っており、感染者数は感染蔓延の実態を表してません。

ニュースは感染者数を重視し、増えた減ったを議論してますが、上の理由から的を得ているか疑問です。

 

それに対して死者数は、潜在的な感染を含め、全ての感染者数に対し一定の致死率を乗じた数となるため、よりリアルな感染の状況を表しています。

一方で感染から死に至るまでには少なくとも一週間程度は掛かるので、速報性には欠けるという弱点はありますが、間違った結論を得るよりは良いでしょう。

 

では、死者数の変遷はどうなっているのか?

日足だと数が少なくて分かりづらいので週足で計算しました。

なお、カッコ内は前週比の増加率です。

コロナはネズミ講のように増えていくので、数値を見る時は、絶対数や差ではなく、増加率で見てください。

 

3/13 21人

3/20 35人 (+67%) → 週末外出自粛要請 3/26

3/27 52人 (+48%) 

4/3 77人(+48%) → 緊急事態宣言4/7

4/10 120人 (+56%) → 全国緊急事態宣言 4/16

4/17 207人(+71%) 

 

外出自粛してから三週間経過したにもかかわらず、4/17現在まったく減っておらず、むしろ加速していることが分かります。

今の現状を鑑みるに、自粛を予定通り5/6に解除するとは考えにくく、延長が視野に入っているのでしょう。

また、休業要請の範囲拡大など、より厳しい政策に発展する可能性も高いと思います。

苦しい状況が続きますね。