半導体

自分は半導体設計をもともとやっていたところを今の会社に移ってモジュール開発に変わったんだけど。いまさら半導体でやってたことって、相当、高度な技術で楽しかったなーって思ってる特にそう思うのはCAD周辺の技術ですね。

半導体で使ってるCADは高機能で人間が寿命の全部を使っても出来ないことをやっていた。例えばP&Rとか検証系とかspiceとかね。

そのCADを機能させる為に、半導体上で使われる全ての部品が同じフォーマットでレイアウトモデル、機能モデル、回路モデルと複数のモデルで記述されていた。半導体一つを作る為に巨大なエコシステムが出来ている。

そして、そのエコシステムはどんどん規模を大きくしている。半導体で一つ不具合があれば、それを解決するためのツールが出来る。極端な話、そんな感じ。IR dropとかやってる内容の割に凄い豪勢なツールを使っている。それを動かす為のスペシャリストなんかもいて。必要だから仕方ないんだけど、端から見るとすごく異常だ。

そんな業界だったんで、人は技術オタクが多かった。オタクが普通だった。モジュールに来てみて、普通のお姉さんが開発の現場にいることにはビックリした。コミュ障の人の度合いも少し違うなーって思った。半導体で普通の人がややこっちではコミュ障ってレベル。

…まあ、転職前後のそんな考察をつらつらと考えてる。長くなったので、転職を後悔してるか、成功してると思ってるかとかは今度の機会に書きたい。