AV変遷

アダルトビデオというか、ピンクな媒体の変遷を辿ってみようと思う。当方、30台前半なんだが、同じ世代の人はあるあるなんじゃないかなと思う。
 まず性の目覚めである中学時代。その頃は自分の部屋があり、テレビデオ(これも古い!笑)を持ってたんですが、親にバレるのが嫌だったんで、エロ本を読んでました。自分で買ったんじゃなくて、公園で拾ったもんでした。それを誰も知らない秘密基地のような所で読んでオナニーしてました。誰も立ち入らない代わりに、下水道の汚いもんが流れてくるところでした。
そこでエロ本読みながらオナニーして、賢者になったらエロ本を捨てて立ち去る。また、したくなったら、同じ場所に戻ってきて、エロ本を拾い直して、またオナニーする、みたいな。暗くて臭い思い出。大抵の思い出って美化されるもんですけど、全然楽しいと思えない思い出ですね。
あと高校受験が終わったくらいだったか。エロ本を一冊だけ買いました。商店街の脇に逸れたところにある古本屋でした。僕は童顔なんで、「ええのん?」だったかそういうことを店主に言われました。「はい」と爽やかに返事したと思います。

次に高校時代。中学時代の野生のようにどうしたらいいんだこの性欲って時代を抜け出した僕は、想像の上で同級生のエロい体を想像して毎日布団の中でオナニーしてました。同じクラスの女子は大体汚れたんじゃないだろうか。
可愛い魅力的な子をオカズにすることが多かったけど、ブスもそれなりに需要があって汚してたな。ブスってかえってエロいことをする姿の想像が難しくて、逆に挑戦したいみたいなね。想像だから何してもいいんです。他にテレビの全然エロくない朝の番組のお姉さんを見ながらシコったり、とにかく想像力を駆使してました。

高校三年の時に友達からAVを初めて借りました。革命でしたね。若い女が裸になって、フェラして、クンニされて、セックスしてる。ごく普通のAVの構成なんですが、夢中になりました。1日に8回いったこともある。
友達にAVを返した後は自分で買うことを決意しました。国道沿いの自動販売機だった。自宅から程遠く家族に見られることは絶対になく、人通りも少なかったから、誰にも見られずに買いました。

そして大学時代。インターネットの開通です。といっても最初はどうやってAVをネットで見るのか分からなかった。検索しても怪しいサイトばっかり。無料と言いつつ、登録が必要だったり、ブラクラされたり。でも一年くらい経つと無料・無登録で見れるようになりました。ネットサーファーとしての腕が上がったのもある。
いわゆるサンプル動画という奴です。最初は一本道ってサイトでした。次にpunyu2、CPZ、、似たようなサービスはどんどん増えていった。気に入ったのは保存フォルダに、そうでもないものはゴミ箱へ。定期的に保存フォルダを整理して、厳選していきました。
今みたいにストリーミングじゃなくて、wmvをzipで保存するのが主流だったと思います。動画は決まって3分。それが同じビデオで3本ありました。黎明期は凄く良いところで終わる動画もあったかと思いますが、競争が激化したからか、最高の場所を切り取って配信するようになっていきましたね。
自宅なんでイヤホンして毎日サンプルサイトを巡回して保存フォルダをブラッシュアップしてました。その頃から普通のAVを卒業して、自分なりに優れたAVを探すようになりましたね。僕の基準はとにかく美人であることです。度を越して美人であることだけが重要でした。

社会人となり動画がストリーミングが主体になって保存の習慣は無くなっていきました。一人暮らしなんですが忙しいので特に保存することはなく、流し見です。とにかくネットで配信されている数が膨大になったので、保存しなくても必要な時に探せば、その時の気分にあったものが見つかる。そういう時代になったんですね。
好きなのはやっぱり美人ですね。女優でいうと、高校から大学にかけては萩原さやかが好きでした。彼女は性格がとても明るいのがそそられました。そして大学から社会人にかけては吉沢明歩です。彼女は登場した当初は本当に綺麗だった。最後の方は顔がボロボロになっていたから、整形だったのかも。紋舞らんは人気は今ひとつだけど凄くタイプだった。そして今は上原あい。こいつはアイドルみたいに可愛い。
これからAVはどうなっていくのだろうか? 想像もつかないな。今、中学生や高校生の男たちは今みたいな時代に生まれて、スマホ片手にさぞ抜いてるんだろうなと思う。僕の時代とは、はるかに気軽に見れるし、女優の当たりの率もかなり上がってるはず。エロ以外のことがおろそかにならんといいね。
しかし、この手の話題だと話が発散しすぎて、書きながら大分内容を削りました。いつもは話が逸れてもそれなりの分量に収まるのに、やっぱり腐っても男はAVが好きなんやなーと思う。