人生の目的について
人生の目的について、最近考えたことをアップデートしたい。
自分は人生の目的にはニ軸あると思う。
一つは、自由を獲得すること。
やりたいこと、ほしいものを得られる、経済的、時間的な自由を人は本能的に求める。
もう一つは、社会での立場を得ること。
人は他人から必要とされることを本能的に求める。
これら二つは時に二律背反する。
例えば、労働がそれで、労働は時間的な自由を制限するものであるが、同時に社会での立場を得るのに最も効率の良い方法でもある。
他に子育てもそうですね。子供がいると、自由はなくなるが、独身に比べると社会的な立場は非常に良くなる。
二つの目的は不幸なことにバチバチと反発し、どちらかを立てれば、どちらかがなくなる。
人がまず目指さなければいけないのは、「自由」と「立場」の二律背反を解消することなのである。
これは端的に言えば、仕事面での自己実現である。
やりたい事をやって、かつ、それが仕事になり、社会での立場を得られるというのは、人生の目的を達しうる理想的な人生だ。
しかし、残念なことにほとんどの人がこれを達成することが出来ない。
才能と豪運と努力と戦略が揃い、かつ巧妙に調和しないとなし得ない。
僕は振り返ってみて、どれも不足してたようにも思うし、どれも揃っていたようにも思うが、とにかくここで失敗した。
では、仕事での自己実現が果たせなければ、人生は失敗なのか?
そうではないと僕は信じている。
まず自由に関しては、株式投資でのFIREによって達成は可能である。
やりたくない労働、付き合いたくない人間関係から逃れることが、自由を獲得する上での最大の障害となる。
その為に必要なのは、労働に頼らずとも生きていけるだけのプラスのキャッシュフローである。
何歳で実現できるか分からないが、少なくとも定年までにはなし得るチャンスはある。
そして次に社会的な立場。
仕事以外でも、社会での存在意義を示す場面はたくさんある。
主には、子育てとボランティアだ。
これらは対価としての金が絡まない分、自分のやりたいことを、行動に結びつけやすく、自由を損なわずに社会貢献できる。
要は二つの目的を同時に実現しなくても、別個に実現しさえすれば、きっと人生は生きる価値のあるものになると思う。