安倍元首相銃撃事件

安倍さんのご冥福を心からお祈りします。

長期間首相として奉仕されてきた方の最後がこのような形となり、悔しいやら悲しいやら色んな感情がごちゃまぜになっている。

 

許せないのは犯人だが、狂信者という括りで処理するには疑問が多い。

犯人を客観的に見た時に、銃や爆発物を自作するなど犯行はかなり計画的。

一方で安倍さんの奈良入りに前日の晩に決まったという。

その時までは長野に行く予定だったのに急遽、苦戦する自派閥の応援の為、予定を変更した。

安倍さんの予定外の行動に対し、犯人は計画的、という矛盾した状況。

これ実は、複数のヒットマンがおり、安倍さんの行きそうなところ全てに潜んでいたのではないだろうか。

 

加えて、安倍さんの宗教団体との関わりといった、犯人の誤解、思い込みと受け取れる動機。

殺傷能力の高い銃の自作、しかもカメラへの偽装などという、健常者でも難しいことを出来る人間が、判断能力に欠けているとは思えない。

依頼した首謀者との繋がりを断ち、捜査線にも載せないための、でっちあげた動機ではないのか。

これから犯人の生い立ちから当日前後の行動履歴まで明らかになっていくことと思うが、警察、公安は真実を明らかにしてほしいと思う。

 

それから残念だなと思ったのが菅義偉元総理の悪意はなくとも心のこもってないコメント。

まだ総理の座にいて、あのコメントを記者会見で述べていたら、記者から質問されても同じ答弁を繰り返す対応をされていたら、と思うとゾっとする。

この人の総理時代の実績は各所で絶賛されているが、やはり断じて総理に留まるべき人ではなかった。

岸田さんは、国民が聞きたいこと、知りたいことを発言できる点は、国民全体が混乱に陥った状況下にあって、よい会見だった。