自粛はいつ解除されるか
日本の自粛解除はアメリカの動向次第です。
沈没船ジョークにあるような「右に倣え」の国民性もあるのですが、アメリカが経済活動を再開せず日本だけ再開しても上手く回らないのです。
じゃあアメリカはいつ経済活動を再開するのか?
4/22現在すでに一部の週は再開しているようです。再開した週は、自粛解除デモが起きたようですね。市民がこうした活動を起こすと、政府も決断しやすいのでしょう。
この流れからすると、アメリカが完全復活するのは4月中もあり得るかも知れません。ということは日本が5/6に経済活動を再開する可能性も残っている。
経済活動再開で死人は必ず出るし、影響力のある人も当然亡くなるだろう。国民感情は爆発して、安倍さんは確実に非難される。政権交代するだろう。これはもう仕方ない。
問題は企業により、自粛解除のタイミングが大きくズレるであろう、ということ。企業の存続と従業員の命を天秤にかけて、どう考えるかという倫理的な問題。おそらく後者を選んだ方が長生きするんでしょうね…。
フルポジ教
フルポジ教の視点からは暴落は過ぎゆく景色。
現金が無いから何もしない、できない。
暴落がきたら、銘柄を入れ替えすればいいじゃん?って思ってたが、セリクラの時はスプレッドが開き過ぎていて、売れない。
売れないから現金がなくて、安い株を買えない。
ただ気絶しているしかできない。
しかし、それで良かった。
コロナショックが落ち着いてみると、市場平均には随分勝てているのだ。
セリクラ中にいきり立ってガチャガチャ動かしていた人は市場平均よりむしろ下の人の方が多い。
また、暴落待ちで現金を温存していた人は、セリクラが終わっても現金を使い切れていない。
結果、リターンリバーサルを取れずに、パフォーマンスを悪くしている。
そもそも平時に配当の恩恵を受けられない問題もある。
自分はフルポジが最強だと思う。
暴落みたいに数年に一度しかなく、かつ不確実な状況はあてにしない方が良いと思う。
暴落は震えて気絶してればいい。
原油先物がマイナス
貯蔵施設が不足し、売り手はお金を払って引き取ってもらうことになるのだという。
こういうインパクト絶大な出来事が積み重なり、ある程度の犠牲は許容して経済を回す、という発想になっていくと思う。
もし、このまま何もしなければ、次はEUのどこかの国の国債か、弱小国の通貨の暴落が待っている。
経済活動せずに政府が国民の生活の為に現金を刷るということは、国の信用を売っているに等しい。
信用がなくなった時点で国債も通貨も価値が暴落する。
今回の原油みたいにある地点を超えると急速に落ちるでしょう。
麻生太郎が安易に10万円を出さない理由はここにある。
現金を配ってみんなが生活できるなら苦労しない訳で、そんな生活は長く続かずに破綻するのです。
そして、その期間はみんなが思ってるよりも遥かに短い。
どこかの国が犠牲になった時点で世間も気付くと思う。
年寄り1人の命よりも国を守らないといけないことに。
ピンチをチャンスに 〜つばめタクシー
つばめタクシーが「乗らないタクシー」というサービスを始めました。
コロナ感染で外出するのも怖いお年寄りの代わりに、スーパーの買出しや薬の受け取りを代行するというもの。
コロナの外出自粛で本業のタクシービジネスが苦しい中、需要を掘り起こす姿勢は素晴らしいですね。
私は感動しました。
https://mobile.twitter.com/nagaokatubame/status/1251083502038089729
ケチをつけるなら料金体系がやや不明確ですね。
距離に応じて料金を事前にユーザー側に表示させるアプリがあれば完璧です。
が、時間を掛けてられない今はこれが限界でしょう。
むしろ、IT企業がこの手のビジネスを始めて、タクシードライバーをパートナーに使うのが良いかも知れません。
ウーバーイーツの汎用版みたいな感じですね。
8699 澤田HDのTOBはどうなるのか
澤田HDのTOB決済が5/21まで延期された。当初は3/19だったのが少しずつ遅れていて、今回一気に一か月のジャンピング延期。
TOB価格の1050円に対し、株価は900円と低迷しており、市場はTOB撤回を織り込んでいる。
元々現経営者からハーン銀行の利権の絡みがあるのでTOBが出来ない旨の意見が出ていたが、それが撤回の理由になるのかも知れない。
コロナ騒ぎでモンゴル政府との交渉は当然上手くいってないだろうし。
また、このTOBは、直近の株価とほぼ同額で、プレミアムがないケチなTOBだった。
買収者からしたら、コロナで大暴落した現状を見て一旦仕切り直し、さらに安く買いに向かうために撤回されるという可能性もある。
しかし、今回のTOBは創業者の借金返済が契機となっていた。
いずれの理由でもTOBが撤回になるとそのシナリオが大きく崩れる為、簡単には撤回できない背景もある。
行く末はどうなるかはよく分からない。
どちらかと言えば撤回の線が濃い。
私の投資戦略は、TOB撤回なら売らない、TOB実行なら全売却、である。
売らない理由は、当初この銘柄を買った理由が、モンゴルの経済発展への確信だから。
コロナの不景気によって、債券の貸し倒れは増えるが、今回の場合、一過性の問題であることは明らか。
むしろコロナ収束後は爆発的な需要があるので、銀行業はビジネスチャンスの塊と言える。
一方、TOBが実施される場合は、経営陣が刷新される為、一過性の問題がさらに深刻化する恐れがある。
今回の買収者である出井氏は、ソニーの株主価値を大きく毀損させた張本人である。
自分は経営者としての手腕を全く信用していないので、出井氏が経営に参画した澤田HDはなるべく早く売りたい。
いま、後悔しているのはTOBが発表された2月の時点で売ってしまわなかったことである。
それもインフルエンサーの影響を受けて…。
自分は敵対的と思ったので、経営陣の意見表明でMBOが発表されるだろうと思った。
しかし、経営陣はTOBへの意見表明を留保。
この時点で売ろうと思ったのだが、インフルエンサーのツイートで踏みとどまってしまった。
そして、今回のコロナでの大暴落で売るに売れなくなってしまった。
この流れは大いに反省すべきだな、と思う。
株式投資方針
今後の投資戦略を検討。正反対の2つの見方ができる。
・上昇シナリオ
コロナショックでの簿価の劣化は既に織り込まれた。治療薬・対症療法の開発により、近い将来において人類の恐怖は取り除かれる。株価は一年先の収益を反映する為、コロナ後の収益力で価格は是正されていく。よって市場が二番底を警戒して、まだ安値圏にある今がチャンス。
・下落シナリオ
直近のリバウンドは中央銀行の緩和の影響。コロナによる実体経済の悪化は充分織り込まれたとは言えず、決算でどれだけ簿価が痛むかは誰にも想像できてない。価格は是正される余地があるため、二番底での投資が最善手。
やはり、明日の株価は分からない。
なので、全力フルポジで機会損失を回避していくしかない。