橋下徹のヤバさが分かったのは良いこと

今回のウクライナ侵攻に関し、橋下徹が炎上している。

発言をまとめると、

ウクライナは降伏すべし。市民の命は国土より優先される。奴隷にされようが、生き残ることが最優先である。

ウクライナ侵攻はNATOとロシアの問題である。ウクライナNATOに加盟させないことを約束させれば戦争は終わる。

というもの。

 

前者は例えば、植物人間になってまで生きたいか?とか、周囲から壮絶な虐めを受けても生きられるか?とか、これらと同列の問題かと。ロシアに連行され酷い生活をしながら生きる、という選択を市民はすべきなのか?

橋下徹は、どれだけ苦しい状況でも生きるべし、生きてさえいればワンチャンがあるから…と大多数が思うと思ってるらしい。私にはワンチャンかけて、今の暮らしを守る為に戦う、という選択の方が尊いと思うのだけどね。日本人なので対岸の火事として見てしまう部分はあるが、同じ状況になった時、ロシアにだけは降伏したくない…と私でも思う。

橋下徹の言ってるのは、自分の家に強盗に入られて、逆らったら殺されるから、強盗の奴隷になれ、ワンチャン強盗は出て行くかも知れんし、と言ってるようなものなんですよね。

 

次にNATOとロシアで話し合え、というもの。ロシアはNATOの東方拡大への抗議としてウクライナに侵攻したから、NATOが東方拡大を諦めれば戦争もやめる、というのが彼の主張だけど、既にこれは間違ってることが証明されたよね。ゼレンスキーはNATO加盟を断念する、というカードを切ったのにロシアは戦争をやめていない。

間違いを認めれば良いのに、自説を曲げられない危ない人だなぁと思った。

 

実は橋下徹は結構ファンだったのですよ。

大阪府の財政やサービスは劇的に良くなったし、大阪都構想も実現すればいいなぁと思った。政治家を辞めた時は残念で、メディアが次期総理に…と持ち上げれば期待したりもしていた。

でも今回の的外れな判断と、それを訂正できない性格はトップにするとかなり危険だなと思った。